どの業界でも情報収集力が強い人が勝つという法則は変わらない。だが、特にIT業界においてはトレンドの動きが激しいので、その重要性は高いだろう。フリーエンジニアとして成功したいのであれば、業界の動向に敏感であるべきなのだ。

というのも、ITの世界では他よりも技術やアイディアの進歩のスピードが速いからである。数年もするとトレンドが過去のものとなり、エンジニアとして求められるスキルや対応範囲が変わってくる。

もちろん、ベースがしっかりとしていれば長く働けるだろう。だが、より最新技術に対応している人材は仕事をたくさんもらえるし、高報酬を得られるのだ。

こうした事情の背景にあるのは、クラウドサービスが普及したことにより市場規模が拡大していることが原因である。

専用機器を設置しなくても簡単にクラウドシステムを使うことで、複雑な業務システムや個人向けのサービスを利用できるようになっている。そのため、以前は大企業しか使っていなかったようなサービスが広く普及し、その分、フリーエンジニアが活躍できるチャンスも広がっているのだ。

もちろん、そのためには、エンジニアとして現在使われているサービスの開発や保守・運用に関われるスキルを持っていないとならない。

また、新しいジャンルが生まれ間口が広がっている。具体的には、AIやIoTによる新しいソフトの重要が高まっている。こうしたジャンルは非常に将来性があるので、トレンドを押さえておくことで、この先もずっと仕事を獲得しやすくなるのである。